【知識】補機用バッテリーについて

まったく雪が降らない今年の冬・・・
過ごしやすいのですが、雪国感は皆無です(笑)

さて、前回の投稿では弊社取り扱いのGSユアサバッテリーの商品をご紹介しました。

その中で「補機用バッテリー」というワードが出ました。

トヨタプリウスをはじめとするハイブリッド自動車。
決して珍しい存在ではなくなってきましたね。

1年前の統計では、5台に1台がハイブリッド自動車。
現在ではさらに比率が伸びております。

ハイブリッド車(以下HV車)には、2種類のバッテリーが搭載されています。

※GSユアサバッテリーホームページより借用

モーター駆動、エンジン始動に使われる「メインバッテリー」と
ハイブリッドシステムの起動に使われる「補機用バッテリー」

画像にあるように、補機用バッテリーはガソリン車のバッテリーと同じく

定期交換が必要です。

さらに画像に注目すると、補機用バッテリーは車の後方に配置されているのがわかります。

こちらがガソリン車のエンジンルームです。
画面右側に12Vの鉛バッテリーが搭載されています。

こちらがHV車(VOXY)のエンジンルーム
鉛バッテリーはありません。

・・・どこにあるの?

 

ここにあります。

トランクルームの下。
カバーに覆われており通常では目視できません。

こちらはプリウスαのトランクルーム内部。
右側に補機用バッテリーがあります。
いろいろと取り外さなければ目視できません。

こちらはアクア。
リアシート(右側)下に隠されてます。
当然ですが通常では目視できません。

最後にヴェルファイアHV。
トランクルーム横。
こんなところに!なパネルを外さなければ
目視できません。

このように、通常では目視できない場所に隠されています。

 

・補機用バッテリーは12Vバッテリー

 

HV車といえども、自動車です。
ナビゲーション、パワーウインドウ、ブレーキ、ドアロックなどの各種システムの電源は
ガソリン車と同じ12Vの電源を使用しています。

なによりも重要なのが「ハイブリッドシステムの起動」です。
ハイブリッドシステムが起動しないと、車が動きません!

エンジン始動にバッテリーの電気を使用するガソリン車であれば
エンジンのかかりが悪くなってきたという「感覚」の領域で
バッテリーが弱ってるんだなぁ・・・と感じることができます。

HV車の場合、その感覚が利きません。
いきなり、システムが起動しなくなり、動かなくなるのです。

なかなか怖いですよね。。。
お出かけ先で突然に、ということも聞いたことがあります。

 

・通常のバッテリーとの互換性

 

はっきり申し上げますと、互換性はありません。

前述のとおり、目視できない場所に隠されております。

鉛バッテリーは充電過程で水素ガスを発生します。
HV車用の専用バッテリーは、水素ガスを車外に逃がすためのホースが装着されています。

要するに、専用設計です。
通常の鉛バッテリーを装着してしまうと
車内に水素ガスが充満し、大変危険です!!

弊社取扱商品のGSユアサ製品

ECO.R HVシリーズ
ECO.R ENJシリーズ

では国産HV車に幅広く対応しております。

3年~5年、補機用バッテリー交換をしていない方は
交換時期かと思います。お気軽にお問い合わせください。

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